いくつかのきっかけが重なって、先月末、大人買いをしました。皆さんご存知、巨匠・宮崎駿氏の『風の谷のナウシカ』のコミックス。
映画を数回観たことがある程度で、そこまでジブリのファンでもないので知らなかったのですが、映画は漫画(原作)の冒頭部分でしかなかったんですね。しかも、内容がけっこう色々違う…。
多くの方が「おもしろい」と言うのでその感覚で読んでみたら…全然違ってほんとビックリです。どうしたら「おもしろい」という感想になるのか謎すぎます。(単に言葉の使い方の問題でしょうか。読み応えがあった、なんて場合も「おもしろい」という言葉を使ったりするから、それかな?)。
私の感想はズバリ、「残酷物語で難しい」です(笑)。最初から涙腺崩壊で、メンタルデトックスしたと言えるくらいは涙出ました。そして、ひたすら考えさせられる内容で、明示ではなく暗示だから推測しかできなくて難しかった…。
久しぶりに時間をかけて1文字1文字丁寧に読んだというのに(読んだのは先月末です)、このストーリーの本質の半分も理解できたかどうか…。
ただ、これからの時代…(風の時代というよりは、もっと大きな括りである水瓶座の時代)に必要な要素がたくさん書かれていた気がします。(そんな気がしたから多分今回衝動的に買って読んだんですけど)。
あと、地の時代から風の時代へのパラダイムシフトに必要な考え方も多かったと思います。
神話や古典的要素もあるし(もともとナウシカは宮崎駿氏のお気に入り?の神話や古典の登場人物をミックスさせた感じのキャラクターのよう)、ヘルスケアに必要であろう考え方もあったし、哲学的でもあるし、地学…地質学?も盛りだくさんだし、なんなら生物学、倫理、宗教…
要素が多すぎて、とにかくすごい本でした。エンタメなのに、ジャンル不問の学術書みたいな感じでもあって。
きっとこれからも折に触れて読み、そのたびに気づきや解釈の変化に気づくのだろうと思います。(そして、ナウシカのような人間に憧れては、なれない、いや、やっぱりなりたくない、と自問自答するのかな・笑)。
気になる、と思った方は、ぜひ読んでみてください。必要な何かを得ることができると思います。ただ、品薄なのか、購入はタイミングが合わないと難しいかもしれませんが…。私の場合、Amazonで高額なセット商品しか探せなかったのですが、少ししたら正規価格で新品を購入することができました。(手元に届くまで1週間くらいかかりましたけど…)。
それにしても風の時代は「理科」の知識がかなり必要になってきそうですね。様々な情報が数値化されるから「算数」もかな。
『風の谷のナウシカ』、エンタメ作品としては重いし読んでいて辛い描写も多かったけれど、様々な学びが得られるすごい本でした。
ナウシカみたいになるにはどうすればいいんだろう…と思ったけれど、それはそれで絶対に辛いから、念話と念力、あとは人間以外とのコミュニケーション(虫含め)がとれるようになれたらいいな、と思いました。あと、風のエレメントの惑星を多く持つ身としては風読みも!
それから、アクエリアンとして、地球環境に関しても、本当の意味で配慮する姿勢を見習わなくては、ですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
ナウシカにはなれないけれど、ナウシカのような視点で物事や世界、地球を見て、行動することができるようになりますように。