江東区にある東京都現代美術館で開催中の展覧会「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」に行ってきました。(美術館は月が牡牛座にある日のラッキープレイスです)。
開催は3月からの予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期となり、先週6月9日(火)より開催となりました。今回の展覧会はオラファー・エリアソン氏の日本で10年ぶりとなる大規模な個展、だそうです。
オラファー・エリアソン氏は、アートを介したサステナブルな世界の実現に向けた試みで、国際的に高い評価を得てきたアイスランド系デンマーク人アーティスト。1990年はじめから、写真、彫刻、ドローイング、インスタレーション、デザイン、建築などで表現活動を展開してきた方です。
アイスランドの自然を撮影している、とのことで興味を持ったのがきっかけだったのですが、「リトルサン(高性能ソーラーランプ)」の製作など、この方の活動を知れば知るほど「水瓶座的だな」と思っていたら、なんと彼、太陽星座が水瓶座でした…!
ホロスコープを拝見したら、太陽と水星星座が水瓶座、月星座が射手座、金星・土星星座が魚座。思わず「っぽいわ~」と言いたくなるような星の配置をお持ちでビックリ!
今回、展覧会の滞在時間は30分ほどだったのですが、短時間でも幻想的な世界観に心が洗われました。
特に惹かれたのがこちら。3年くらい前の作品「太陽の中心への探査」です。
あまりにもキラキラして綺麗だったので、1周した後にまた訪れてしまいました。ここはしばらく滞在してぼんやりしていたかった場所です。
こちらでは虹に出会えました。ポスターなどにも使われている初期の作品「ビューティー」です。
彼の芸術作品は、その芸術性だけでなく、その作品が生まれた背景を読み解くことに大きな意味があると思っています。
が、今回は勉強不足のため、一貫して「目を奪われる」「オラファー・エリアソンのつくる世界を体感する」に終始してしまいました。
9月末ごろまで開催しているので、あと2〜3回は行ってしまいそう…。それまでにきちんと予習・復習をしてチャレンジしたいです。そのときにはきっと…今回は見えなかったものが見えるのではないかと思っています。
最後に、オラファー・エリアソン氏が個展開催にあたり寄せてくれたメッセージをご紹介させていただきます。
オラファー・エリアソン氏の言葉
「〈ときに川は橋となる〉というのは、まだ明確になっていないことや目に見えないものが、たしかに見えるようになるという物事の見方の根本的なシフトを意味しています。地球環境の急激かつ不可逆的な変化に直面している私たちは、今すぐ、生きるためのシステムをデザインし直し、未来を再設計しなくてはなりません。そのためには、あらゆるものに対する私たちの眼差しを根本的に再考する必要があります。私たちはこれまでずっと、過去に基づいて現在を構築してきました。私たちは今、未来が求めるものにしたがって現在を形づくらなければなりません。伝統的な進歩史観を考え直すためのきっかけになること、それがこうした視点のシフトの可能性なのです。」
(公式サイトより引用)
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
オラファー・エリアソン氏の想いが、今回の来日個展で多くの方に届くことを願って。
【DATA】
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」
公式サイト:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/olafur-eliasson/
展覧会解説シート:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot_OE_GM%2B%20.pdf
会場:東京都現代美術館 企画展示室 地下2F
会期:2020年6月9日(火)~9月27日(日)
観覧料:一般1400円/大学生・専門学校生・65歳以上1000円/中高生500円/小学生以下無料
東京都現代美術館
住所:東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
電話:03-5245-4111(代表)/ハローダイヤル 03-5777-8600(8:00~22:00年中無休)
開館時間:10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(8月10日、9月21日は開館)、8月11日(火)、9月23日(水)