読んだのは少し前のことになるのですが、たまたま読んで、読み終えた直後に「風の時代の生き方にフィットしそう」と思った本があります。
佐藤由美子さんの著書『シンクロちゃん 一瞬で人生を変える「10秒スイッチ」の法則』です。
そもそも、シンクロは好きな言葉なのですが、表紙を見ても特に「読みたい」という気持ちにはならなかったので、なぜこの本を読んだのか自分でもよくわかっていないのですが…それでもこうして本を読み記事にしているということは、本を読んだこと自体が「シンクロ」だったのかもしれません。
「たった10秒で現実が変わる」というキャッチコピーが付いたこの本は、心理学者・ユングが提唱した「シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)」を学ぶための教科書(だそうです)。
タイトルにもある「10秒スイッチ」とは、シンクロをどんどん起こす方法のこと。
この本の主人公「シンクロちゃん」は、シンクロが起きなくなったシンクロ星の救世主。地球にやってきてシンクロマスターのサトユミ先生から「10秒スイッチ」を教わり、徐々にシンクロが起こせるようになっていく、というストーリーです。
主人公がその道の師的な存在の元、色々と失敗しつつも学びながら人生を好転させていく流れは、あの本とかあの本を彷彿させますが、導入や結びがマンガで展開されているので非常にライトで読みやすかったです。
気になった箇所をメモしつつ…私は1時間半くらいで読了しました。
読み進めることで、読者も知らず知らずのうちに10秒スイッチを使いこなして「シンクロ体質」になり、思い通りの現実を引き寄せたり、自分が想定したこと以上の出来事を現実化することができるようになるそうですよ。
こちらで「プロローグ~Lesson1」の内容が立ち読みできます。
ちなみに、この本を読んでシンクロが増えたかと言うと、もともとシンクロは適宜起きる方だったので、この本を読んで何かが大きく変わったという感覚はありません。
ただ、前述したとおり、この本には「風の時代を象徴してるなー」と思うことが多く書かれていると感じました。
シンクロ、周波数、情報…これらが体系的に書かれていて、考え方などもすごく風の時代にマッチしているんですよね。
個人的に学びだったのは、10秒スイッチにも関係する
「10秒でどんな自分にもOKを出していく」
という考え方。
人はついついできなかったことにフォーカスして自分を責めてしまいますが、「できなかったことではなく、何かをやろうとしていた自分を褒める」「やろうとした気持ちそのものにOKを出す」←コレが大事なんだそう。
あとは、わかってはいるけどつい忘れがちな下記2つも改めて認識できたのが良かったです。
・心で思っていることを放つと同じ周波数のものがやってくる
・人は自分と共鳴するものといつもシンクロしている
そして、大きなシンクロニシティを起こす初めの1歩が「今の自分にOKを出すこと」なのだそう。
私、これがとても苦手なのですが、私と同じような方、多いのではないでしょうか…?
「今の自分にOKを出すこと」は、
=生まれたときの自分にOKを出すこと
=命をつないでくれたご先祖様たちにOKを出すこと
=ご先祖様たちからの応援を受け取ることができる
=未来の可能性が広がる
というロジックなんだそうです(何と壮大な…!笑)。
「自分のすべてにOKを出す」のは「本当はそう思えないのに」と感情が反発してしまったりとなかなか難しい部分もありますが、「自分のすべてにOKを出すこと」自体は単なる思考のクセでしかないので、自分が本当はどう思っているか、どう感じるかはあえて考えず、私は機械的に「自分にOK」を出すよう意識しています(ただ、相当意識しないとすぐに忘れてしまうので、思考グセの矯正?にけっこう手こずってしまっていますが…)。
きたる風の時代は、シンクロや波長、周波数、波動といった、目には見えないけれども確かに作用している力のようなものがより顕著になると言われています。個人的には、引き寄せの法則が量子力学で解説されるような感じで、今でいうスピリチュアル的な考え方が今までとは違ったロジカルな方法で広まり、認知されていくのではないかと予想しています。
そういう意味でも『シンクロちゃん』は風の時代っぽい本。シンクロ体質になりたい方や、風の時代的感覚を知りたい方にはおすすめです。
ちなみにダ・ヴィンチニュースでは、「ちょっと無理めの願いを実現したい」「もっとスイスイと人生が進んだらよいのに……」「人生がなかなかうまくいかない!」「何がやりたいのかわからない……」など、人生がなかなかうまくいかない、と思っている方々にも現状を打破する方法としておすすめだというようなことが書いてありました(私の言葉よりも説得力がある気がしたので参考までに・笑)。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
「自分のすべてにOKを出す」ことがあたり前にでき、今以上にたくさんのシンクロを起こせる自分になることを願って。