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昔から「効率良く」とか「能率良く」という言葉が好きで、その言葉どおり、何事も少ない労力で早く的確にスマートにやる、ということが好きだった。
それを叶えてくれるのが手帳だと思っていた。
でも手帳はそんなちっぽけなものではなかった。
もっとすごいポテンシャルを秘めていた。
本格的に手帳術を始めたのは10年以上前。
当時はまだ少なかった手帳術の書籍を全部読み、MARKSのバーチカルタイプの手帳から始め、最終的にはアクションプランナーに落ち着いた。
アクションプランナーを作った佐々木かをりさんは、当初から「手帳は人生脚本」だと言っていて、
アクションプランナーを使い始めたフリーランスの方は年収が何倍にもなった、という実例に惹かれ、私もその恩恵に預かりたいと思って使い始めた。
アクションプランナーを使った時間管理講座にも何度か通った。
もともと進行管理やディレクションなどの仕事をしていたこともあり、仕事をする上での時間の使い方はそこまで下手ではなかったと思う。
でも、時間管理の仕方を覚えたことで、仕事の回し方はかなり上達した。
イレギュラーな事態が起こっても余裕のあるスケジューリングをしていたおかげで事なきを得ることも少なくなかった。
複数の仕事を受けてもさばくことができるようになり、仕事をする上でのスキルとしてはかなり上がったと思う。
でも残念なことに、そこまで年収が上がることはなかった。
何より肝心のプライベートではあまり効果を得ることができなかった。
夢が叶うとかいった類のことは十数年続けても現実にはならなかったし、その他の願いもあまり叶ってはいない。
理想の人生脚本は何年経っても書けなかった。
ところが。
今回初めてCHITTAを使い始め、「ワクワクリスト」なるものを書き、CHITTAを作った青木千草さんの著書も2冊読んで、
とりあえず「108コのやりたいこと(バケツリストのような感じ)」を書き出し、毎週の手帳タイムをスケジュールに入れ、1日1回は必ず自分が喜ぶことや初めての体験をスケジュールに組み込むようにして行動し始めたところ、不思議なことが起こるようになった。
スケジュールが勝手に調整されて、自分のしたいことができる時間が確保されるようになったのだ。
例えば初期では、平日昼間に行きたい場所があり、仮予定を立てていたところ、そこに仕事のMTGが入りそうになった。
自分の予定を優先させようか迷ったのだけれど、他者との仕事のスケジュール調整だからそこは調和を選び、参加メンバーの中で一番予定に余裕のある私は他の方のスケジュールに合わせることにした。
すると、最終的に決まったMTGの日時は、普通に考えたらおかしな時間なのだけれど、私にとっては何も我慢する必要がないベストなタイミングに決まった。
そのときは「良かった」と喜んだだけで、それがよく聞く「天の計らい」だということには気づいていなかった。
その後さらに「この時間の定例MTGがなければ○○に行けるのになあ…」と思っていたら、そのMTGの予定自体がなくなる方向で現実が動き始めた。
そのときはさすがに「あれ?」と思った。
このような流れは今までにないもの。
人との約束も、よく見てみると、予定のないところにきれいにスケジューリングされていく。
自分が決めたスケジュールどおりにはいかなかったときも、月の動きなどにはバッチリ合っていたりして「こっちの日の方がエネルギー的には良かったということかな?」と納得がいく。
全部、やりたいことを大まかに手帳に仮スケジュールとして書いておいただけ。
それだけで、何もしなくてもそれはそれはきれいに予定が調整されるという魔法が起こり始めて、初めて「人生脚本」らしくなってきたなと思う。
願いや夢実現的なことがなかなか叶いづらかった私からすると、これは本当に魔法のような出来事だ。
今までとは一体何が違うのか考えてみた。
★すぐに達成できるようなこともワクワクリストに入れ、それをいつ実行するのかを頻繁に考えるようになった。
★やりたいな、行きたいなと思ったことを「できたら」ではなく「すること」として行動するようになった。
★自分の快不快や好き嫌いについて愚直に向き合うようになった。
★「しなければいけないこと」ではなく「したいこと」を優先するようなった。
「生きるために働く」なんて言い方をするけれど、フリーランスになってからは特に、やりたいこと以上にお金になることを選んで仕事をしていたため、
そしてほぼ毎日仕事しかしていなかったため、どんどん自分のやりがいや喜びとは遠いところに行ってしまっていた。
それが今、少しずつ修正されている形だ。
でも一番は、
★自分のやりたいことに好きなだけ時間やお金を使うこと、仕事よりも優先的にやることを自分に許可できるようになった
このことが大きいのではないかと思う。
昔の私は「時間が…お金が…」と、自分のやりたいことにかなりの制限をかけていた。
自分ではなく他人に優先的に時間を使うことが正しい在り方だと、自分のために時間やお金を使うことは怠惰(サボり)だと思っていた。
でもその制限がなくなった今、こうして世界が変わったように、それこそ「とんとん拍子」「スムーズ」という言葉がしっくりくる流れがきている。
そういう現象があることは知ってはいたけれど、今までは「私の人生では起こらないこと」だったので、いざこれを体験してみると本当に魔法のようだと思う。
自分の意識をどこに向けるのか、どこにフォーカスするのか、
そして、幼いころから刷り込まれ信じきっていた「ある程度までしか幸せになれない生き方」を乗り越え、「最高に幸せに生きる」ためにどこまで自分に許可を出せるか。
許可をして実際に行動できたとき、それまでとはエネルギー作用が一変する。
自分が望む方へと自然と導かれていく風の道ができる。
人生脚本、人生のプランニングがこんなにおもしろいものだとは思わなかった。
心底望む物語にするにはきっと大きな勇気も必要だと思う。
でも、勇気を出しさえすれば、それはベストな形、ベストなタイミングで現実のものとなる。
さあ、これからどんな未来を描いていこう?
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Thank you for coming.
With my gratitude,
with Love, smile and miracle!
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