今日2021年4月28日(水)、6時過ぎに、「破壊と再生」を司る冥王星が山羊座で逆行を始めました。
惑星が逆行や順行に転じるときは、動きが変わる前から影響が出始めるので、もしかしたらもう冥王星逆行の影響を感じている、という方もいるかもしれませんね。
今年の冥王星の逆行期間は今日から10月7日(木)までの約5か月。
今日から数日、そして10月7日の前後数日は、特に逆行の影響が出やすいと言われているタイミングなので、世の中の動き、そして自分自身の行動にも少々気をつけたいところです。
特に、昨日は冥王星のナチュラルサイン、蠍座での満月だったので、
満月→逆行に転じる過程での影響が少々気になりますが…
冥王星の影響は人間が抗えるレベルのものでは(おそらく)ないですし、心配しても仕方がない(というかどうにもできない)ので、起こった出来事に対しては良し悪しでジャッジしないこと、それから考え方(解釈)を変えるといいのかなーと思います。
2021年の冥王星の逆行について
冥王星は「破壊と再生」のほか、「始まりと終わり」「生と死」「カルマ」「変容」「無意識」などの言葉を象徴する星です(個人的には蠍座っぽい、と認識しています)。
★冥王星のキーワード
死と再生、始めと終わり、無意識、超意識、変容、カルマ、絶滅、除去、排除、一新、再建、地下、秘密、死後、宇宙との契約、再生力、向き合うことや乗り越えることで魂や人生を変容させる力、課題、極限的なエネルギー など
ここでちょっと、今年…というか、去年、一昨年くらいから始まった冥王星の働き(影響)について触れておきたいと思います。
冥王星が今いるのは地の時代の象徴のような山羊座。
そして、ちょっと先の話になりますが、2年後の2023年3月24日(金)には、2008年から10年以上滞在していた山羊座を離れ、水瓶座に移動します。
これが意味するのは、「最終局面での地の時代の終焉」。
つまり、今の冥王星は、山羊座で地の時代の後片付け&風の時代の象徴である水瓶座に移動する準備をしているような感じなんです。
なので、冥王星がサイン移動をする2023年も大きな変化が予想されるタイミング。
2023年は木星が牡羊座をウロウロしていたり土星が魚座入りしたりと、大きめの星のサイン移動が重なるので、ここ最近の変化とはまた違った形で時代の移り変わりを実感するようなことが起こるかもしれません。
(余談ですが、2025年は天王星と海王星がサイン移動するので、この年もちょっとドキドキ)。
話がそれてしまいました。
そんなわけで、冥王星は今、時代のシフトに必要な調整や後片付け…なんて生易しいものではないですね、時代の変化に必要な破壊と再生、スクラップ&ビルドの真っ最中なんです。
そもそも山羊座から水瓶座への移行のタイミングでも、このスクラップ&ビルドは起こるので、気持ち良いくらいスパーンと、いきなり何かが変わったりする、なんてこともあるかもしれません。
ただ、今回逆行に入ることで、それが別の形で出てくるようになります。
通常、逆行時は「停滞」などの形で影響が出ると思うのですが、今年の冥王星の逆行は(も?)、
・地の時代の膿出し
・破壊と再生のリテイク
ができるようなタイミング。
いい意味でプロセスに向き合って変化していけるというか、アプローチの角度が変わる、といった感じになります。
昨日、「生まれ変わり」の儀式をご紹介しましたが、
冥王星が逆行している5ヶ月の間、地の時代仕様の自分の「破壊と再生」を試みるのもありかと思います。
「軌道修正」や「方向転換」が必要な方は、逆行のタイミングでそれが強制的にくる、なんてこともあるかもしれませんが…
これから世の中がどんどん二極化していくと言われている今、そのエネルギーに便乗しない手はないと思うので、
必要な課題があると感じている方は、逆行のこのタイミングで冥王星にアンカリングして「必要な変化を終える」というのも良いのではないでしょうか。
2021年は大型惑星の逆行期間の方が過ごしやすい…?
今日の冥王星の逆行を皮切りに、他の大形惑星も追随するようにこれから逆行の周期に入っていきます。
惑星の逆行については、影響の出方や影響が出る先は様々ですが、共通していることに「遅延・停滞」「トラブル」などがあります。
物事の動きが鈍ったり障害が発生したりとネガティブな状況が起こりやすい時ですが…
ふと思ったのは、「今年は意外とみんな過ごしやすく感じるかも…?」ということでした。
というのも、風の時代のスピード感…だいぶおかしいですよね。
とにかく速すぎる。
そのスピードをまったく気にせず楽しんでいる方もたくさんいらっしゃいますが、正直私はついていけている実感がありません…。
だから、今までとの速さのギャップに慣れない今は、惑星の逆行期間が逆に過ごしやすく感じられるかもしれないなと思ったわけです。
特に、2月中旬くらいから4月の中旬くらいまでは惑星すべてが順行していた「スムーズ期」でしたからね。
ジェットコースターに乗れたはいいけど、速すぎて身動きとれない、なんてこともあったのではないでしょうか(←私のことです)。
残念ながら、2021年2月22日(月)から始まった約2か月間の惑星順行期間は今日をもって終了となりますが、
逆に、星たちの動きがスローペースになるこれから、
その時は手が回らなかったことや後回しにしてしまったことなどを、このタイミングでうまくリカバーしておきたいところです。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
冥王星の逆行が、より良い未来のための変容…復活と再生をもたらしてくれることを願って。