今日2021年4月23日(金)21時ごろ、火星が蟹座へと移動します(ハウスは7)。
火星にとって蟹座はいまいち力を発揮できないサインなので、そろそろモチベーションややる気が切れてきた、と感じる方もいるのではないでしょうか。
私は今回、火星のエネルギーが切れるのがかなり早かったです(というより、火星のエネルギーをフル活用できないまま、課題に向き合うよう飛ばされた感じ…しくしく)。
でも、全体的な星の動きとしても、いったん落ち着くような流れになっているので、「ガムシャラにがんばる!」精神はひとまずここで終わり、でいいのかなと思います。
今回の火星蟹座入りについて
蟹座入りしたことでパワーダウンする火星ですが、これは火星だけに限ったことではなく、スピード感や勢いがなくなるのはこの時期全体のムードとなって表れています。
3日前には太陽がマイペースサインの牡牛座に移動し、牡牛座には現在4天体が集結しているので、牡牛座のエネルギーはいつも以上に強めですし、来週からは冥王星を皮切りに大型惑星の逆行も始まるので、
この辺りで一旦ペースダウン、全速力で突っ走ってきたところを一度立ち止まって呼吸を整えるようなタイミング、そんな感じになっています。
火星の蟹座滞在期間は2021年6月11日(金)までの約2ヶ月弱。
無理にがんばろうとせず、気楽にのんびり過ごすのがいいのかなーと思います。特に4月後半から5月の中旬ごろまでは牡牛座のエネルギーが強くなるので、「マイペース」大事です。
また、この期間は火星の力がパワーダウン…なんですけれど、ネイタルホロスコープの蟹座に火星があったり、蟹座に重要な星がある場合は何らかの形で火星からの支援が入るので、火星のエネルギーが弱い方は意識しておくと、その支援に気づきやすくなると思います。
キーワードはこちら。
●火星のキーワード
本能、行動、実行力、情熱、積極性、エネルギー、モチベーション、勝利、男性的、争い、自己、トラブル、人為的な災害 など
★蟹座のキーワード
豊かな感受性、仲間、家族、思いやり、生活力、面倒見、包容力、防衛本能、など
火星のサイン移動で意識したいこと
今までうまく言語化できなかったので、まだ書いてないと思うのですが(既出だったらごめんなさい)。
サイクルが早すぎる月を除き、今、個人天体で12星座の進度が一番早いのが火星です。
先日も、今年は意図的もしくは強制的に「風の時代仕様の自分になるための変化=リニューアル」を経験する人が多いと書きましたが、
星の影響を受けている人たちは12星座の進度に沿ってそのプロセスを進めていく可能性が高いです。
多少のズレはあるにせよ、太陽、水星、金星の3天体は、今、大体同じペースで進んでいるので、多くがこのサイクルに合わせる形で変化していくことになると思います。
そうすると、ひとり先を行っている火星の役割は?ということになりますよね。
火星の持つ定義やキーワードをどう見るか、で変わってきてしまうことではあるのですが、
私は今年の火星は「潜入捜査」「偵察部隊」のような役割も担っているのではないかと思ったんです。
言い方を変えると、現象として表面化するのは太陽など3天体の移動のタイミングなんだけれど、すでに火星がサイン移動したタイミングで、実はその星座で変化するための課題は始まっているということ。
表面化していないだけで。
そう思って少し前の出来事を振り返ってみると、確かに「兆し」のようなものはあったことがわかりました。
これがわかっていても、恐らく渦中にいるときは気づかないと思いますが、起こった出来事への理解がしやすいので、
火星のサイン移動に関しては、エネルギーを使うだけでなく、変化(修正)のための課題とも連動していることを、頭の片隅にでも置いておいてもらうといいのかなと思います。
サイクルとしては、天秤座あたりの9月くらいに、太陽と火星の足並みが揃う感じなので、先取り的な意味合いを持つのはそのころまでかな。(夏には水瓶座満月が2回起こるなど、どちらにしても今の星のリズムのようなものは夏ごろに変わります)。
先日も書きましたが、星のエネルギーは自分だけの力ではどうにもできないことをどうにかしてくれたりするので、動きを知ることでうまいこと利用していきましょう。
特に今年は使いどきです(来年はおそらくスポットライトが当たるのが「霊的能力」方面になっていくので…)。
ただ、その星の特性とは合わない状態の自分でいると、星のエネルギーは受け取れないので(火星の場合は利他傾向にあったり自己肯定感が低くなってしまっていると、運気に乗れない)、そこは意識的に調整してみてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
これから夏ごろまで火星が見せてくれる「兆し」に気づき、時代に合った自分への変容がスムーズに起こることを願って。