今年の年末…2020年12月22日(火)は、約20年に一度のグレートコンジャンクション(木星と土星が重なる日)、そして約200年に一度のミューテーション(グレートコンジャンクションが起こる星座のエレメントが変わるタイミング)。
占星術の世界では「時代が変わる」と言われている一大イベント、節目のタイミングです。
「約20年に一度」は、余程のことがない限りは何度か体験できますが、「約200年に一度」となると、歴史の教科書に出てくる年表レベルの期間になるので、さすがにレアな体験なのだなと改めて思います(と言ってもそこまで実感はないのですが…)。
グレートコンジャンクション、そしてミューテーションが起こり、これから2021年ごろまでキーサインとなるのは水瓶座。
今日は月が水瓶座にある日なので、改めて「水瓶座グレートコンジャンクション」と、それにともない幕開けとなる「風の時代」(とミューテーション)についておさらいしておきたいと思います。
2020年12月「水瓶座グレートコンジャンクション」前後の天体の動き
まずは年末から来年の水瓶座新月までの天体の動きから。
【2020年】
12月15日(火)1時17分 射手座新月(皆既日食)
12月17日(木)土星水瓶座入り
12月19日(土)木星水瓶座入り(水瓶座木星期スタート)
12月21日(月)19時3分 太陽・水星山羊座入り/冬至
12月22日(火)水瓶座グレートコンジャンクション
12月30日(水)12時29分 蟹座満月
【2021年】
1月13日(水)14時1分 山羊座新月
1月14日(木)天王星逆行終了
1月29日(金)4時16分 獅子座満月
1月31日(日)水星逆行(~2月21日)
2月12日(金)4時7分 水瓶座新月
水瓶座を中心とした天体の動きは、年末年始の1か月半くらいが色濃い感じかな、と思います。
中でも、2020年12月15日(火)の射手座での皆既日食から水瓶座グレートコンジャンクションまでの1週間は、それこそ2日おきくらいに何かが起こる(移動する)、という忙しない空模様に。個人的には、この1週間が水瓶座のエネルギーの1つのピークになると見ています。
というのも、2021年は水瓶座グレートコンジャンクション期とは言うものの、水瓶座新月は水星逆行中のタイミングで起こるし(ただし、水瓶座のルーラー・天王星は順行に戻っています)、水瓶座の木星も5月には早くも魚座入りするという、惑星らしい変な動きをするんです。(なんか吉星の木星に早々に見放される感じがして悲しいのですが…その後、木星は逆行して7月末に水瓶座に戻り、年内はほぼステイ)。
他の天体とのアスペクトも一緒に見るとまた違った解釈になるのでしょうけど…200年に一度と言うわりには2021年、なーんか水瓶座のインパクトが弱い気がするんですよね。
風の時代、そして水瓶座の時代のことも考えると、「水瓶座」は今後も主要なサインであることに間違いはないと思うのですが…。
個人天体に水瓶座を4つ持つ私の感覚では、年末も今年3月の土星水瓶座入りのときのような影響&流れ(前倒しで最初に一気にドカンとくる感じ)になる気がしています。来年にはもう変化の「事後」になっていそうなイメージ。
まあ実際はその時になってみないと何が起こるかはわからないですし、同じことが起こっても人によって影響も受け止め方も千差万別だと思うので…
時期的にも、宇宙が地球に、そして私たちにどんなクリスマスプレゼントを用意してくれているのか、欲しい物を考えてワクワクした気持ちでサンタクロースを待つ、そんな姿勢でいるのが良いのかな、と思います。(ルナロジーのkeikoさんは木星のことを「天空のサンタクロース」と言ってますしね)。
水瓶座グレートコンジャンクションは誰にとっても転機となる
2020年12月22日(火)、日が変わってすぐの深夜1時ごろ、水瓶座の0~1度の初期度数で起こる水瓶座グレートコンジャンクション。そして、木星が次の魚座に移動するまでの約1年が、水瓶座グレートコンジャンクション期となります。
水瓶座グレートコンジャンクション期の期間は2020年12月22日(火)~2021年12月29日(水)。(その間、2021年5月14日(金)~7月28日(水)は魚座入りしちゃいますけど…)。
水瓶座グレートコンジャンクション期、通常は「水瓶座木星期」と言われるアレです。今回は社会に大きな影響力を持つ土星も一緒なので特に大きな力が働くため、水瓶座の人にとっては飛躍の年になることはもちろん、地の時代から風の時代へと時代が変わることで、誰にとっても何らかの転機となるであろうと言われているタイミングです。
地の時代から風の時代へと移行することで、個人だけでなく社会全体でパラダイムシフトが起こるので、「誰にとっても転機となる」のは当然と言えば当然のことかもしれません。
よく聞くのは「全員リスタート」というようなこと。このリスタートが吉と出るか凶と出るかは人によって違うと思いますが、今が不調な人にとっては嬉しいことに、今が絶好調の人にとっては嫌なことになるなど「逆転現象」も起こりやすいそうです。
ただ…この時期どうなるか、何が起こるか、ということは、今年起こった様々な出来事を振り返って考えてみると、到底予測ができません。
どのような変化が起こるか、ということは様々な議論がなされていて、私も過去に予想してみたりしましたが、今年の世界で起こったコロナ禍を多くの占星術師が「何かがありそう」としか予測できなかったように、恐らくこれからのことは予測できないことのほうが多くなるのではないかと思っています。
水瓶座&天王星は「青天の霹靂」的なことが好き(?)ですし…変化を加速させるため、予測不能なことが頻繁に起こっても不思議ではありません。
何より、青天の霹靂を予測するのは無理だろうし、そもそも「水瓶座の傾向を分析すること自体ナンセンス」、この1言に尽きると思います(自分で言うのもなんですが)。
それに、前回の風の時代は鎌倉時代のころらしいので、前回の水瓶座グレートコンジャンクションって多分、約900年くらい前とかそれくらいになると思うんです。
左脳優位の分析好きとしては過去分析をして占星術らしく予測して今に生かしたいところですが…約900年前のことを分析して今にどう生かせばいいわけ?という気持ちもあるし、やはり水瓶座は分析してどうこうできるサインではない気がします。
そんなわけで、対策としては、何かが起こるかもしれないし何も起こらないかもしれないけれど、「何があってもおかしくない」という心構えだけはしておいた方が慌てないかも、という感じです。もちろん、ものすごーくハッピーなことが起こる可能性もあるわけです。でも、そのハッピーを受け取る準備ができていなかったから受け取れないですからね。
また、何が起こるか、どんな未来になるのかはわからないので、何が起こるかにフォーカスするよりも、時代の変化に合わせ、理想を実現する準備をしていた方が建設的かな、とも思います。
風の時代はもう始まっている
年末の水瓶座グレートコンジャンクションをきっかけに、占星術の世界では「時代が変わるタイミング」と言われています。
それは、約20年に一度のグレートコンジャンクションが、今までは地のエレメント(牡牛座・乙女座・山羊座)で起こっていたのが、今回の水瓶座グレートコンジャンクションを機にしばらく(約200年くらい)風のエレメントの星座(双子座・天秤座・水瓶座)で起こることになるからです。
この「地のエレメント」から「風のエレメント」への移行はミューテーションと言われています(グレートミューテーション、グランドミューテーションとも。色々な言い方があり、正式名称は謎です)。
エレメントの移行を区切るタイミングで期間が大きく変わってくるのですが、ざっくりカウントすると、ミューテーションは約200年に一度の出来事になり、今回の水瓶座グレートコンジャンクションは、このミューテーションのタイミングとなるので、いつものグレートコンジャンクションよりも注目されているわけです。
今回のパラダイムシフトでは、「地のエレメント」の物質的価値観から「風のエレメント」の非物質的価値観へと社会全体が変わっていく、というのが通説ですが、ミューテーションが起きたらどうなるか、というのは水瓶座グレートコンジャンクション同様、もう想像できないことなのかも、と私は思い始めています。
今生きている人たちは誰も経験していないことなのだからわかるわけがない、というのが最近の見解です。
ただ、1980年~2000年は、実は天秤座グレートコンジャンクションで始まった風のエレメントの20年。その後は牡牛座でのグレートコンジャンクションとなり、また地のエレメントに戻ったので、1980年~2000年はプレ的な感じですが、イメージとしては、そのころを思い出してみると近いのかもしれない、と思います。
同じ風のエレメントでも、
●天秤座… 王道・マジョリティ・一般受け・シンメトリー
●水瓶座… 邪道・マイノリティ・個性・アシンメトリー
と傾向の違いがけっこうあるので、どこまで参考になるかは難しいところですが…。
そして水瓶座グレートコンジャンクションと風の時代の到来はセットで考えられることが多いですが、風の時代は先日の天秤座新月あたりからもう始まっている気がしています。これから双子座満月などを経て、どんどん色濃くなるイメージ。
水瓶座グレートコンジャンクションまで2ヶ月をきり、もう準備ができていないと焦る気持ちを通り越して、どうにでもなれ〜と開き直り始めている私ですが、最近思うのは、何事にも「軽さ」と「早さ」を意識していればとりあえずいけそう、ということ。
私のように、
・完璧を求めてとことんつきつめてしまう
・頭で考えてしまい即決できない
・先送りにするクセがある
という方は、意識を少し変えた方がいいかもしれません。
そう、地の時代の適当…適切と言った方がわかりやすいでしょうか、適切なことは「しっかり」でしたが、風の時代の適切は「軽くて早い」です。持ち物だけでなく思考も軽くしておかないと、風の時代の軽やかさにはついていけなさそうなので、ここは意識しておいた方が良さそうですよ。
「水瓶座グレートコンジャンクション」や「風の時代」についてはこちらもどうぞ。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
大きな転機に直面している今、必要な準備を整え、最高の状態で「水瓶座グレートコンジャンクション」や「風の時代」を迎えることができますように。