最近、起こる出来事が二極化の傾向にあります。期待したとおりに事がスムーズに運ぶケースと、期待どおりにはならないケースの2つ。
普通に考えたら当たり前のことなのですが、実はこの当たり前をどう解釈するかが「幸せと不幸の分岐点」にもなっている気がするので、今日はそのことについて。
人は、何かを決めたり行動する際、何かしら「こうなってほしい」という期待や結果を事前に想定していることがほとんどです。
でも実際には期待どおりにいくことなんて半分くらいあればいいほうで、思ったようにはいかないことのほうがたくさんあるのが世の常というもの。
この、「こうなってほしい」という期待や事前に想定した結果というのがクセモノで。ここが、期待と執着がつくりだす「幸せと不幸の分岐点」です。
ここに執着してしまうと、気づかないうちに自分で自分を「望んだことがなかなか叶わない不幸体質の人間」にしてしまうことになります。
なぜなら、
・世の中思い通りになることばかりでないこと
・自分の頭で想像できる期待や結果はある意味すごく限定的であるため、思い通りになることが自分にとってベストとは限らない
からです。
私事ですが、ここ最近、「望んだような結果にはならなかったけれど、想定していたことよりもいい展開に事が運んだ」と思える出来事が立て続けに起こりました。
そういうきっかけがあり気づけたことですが、自分の思い通りの結果がベストかと言うと実はそうでもなく、思い通りにいかなかったとき、望んだような結果にはならなかったときの方が、むしろ結果としては良かった、となることの方が多いかもしれません。
なぜなら、誰かもおっしゃっていましたが、自分が期待することや望む結果というのは、所詮自分の頭で想像できる範囲のことでしかなく、自分ではこれ以上ないベストだと思っていても、結局は無難でしかないことも。ベターかもしれないけれど、必ずしもベストだとは限らないんです。
もしかしたら、思ったとおりにはいかないほうが、可能性が広がりチャンスとなるかもしれないんです。
でも私たちは、思いどおりの結果にならないと不幸だとか運が悪いとか思ってしまいがち。そして、望まぬ結果が意味することや、そこに潜む幸せに気づこうともしなくなります。ただ、自分の不運を呪うだけ。
けれどもそうではなく、期待したり、自分が望んだ結果にそこまで執着せずに、執着があるなら手放して、最終的には宇宙に委ね、宇宙にお任せ、というスタンスでいれば、どのような結果になってもそこまでネガティブな気持ちにはならず、もたらされるものを感謝して受け取れるようになります。
また、自分が望んでいたこと以上に必要なものであれば、それはきちんともたらされる、という宇宙の仕組みを知っていれば、例え期待とは違うものだったとしても、そのサプライズを喜んで受け取ることができるようになります。
期待しないこと。
そして結果に執着しないこと。
そうすると、望んだことか、それ以上のものがやってくる。
最近気づいたのは、期待したり執着していても、必要なものはちゃんともたらされるということ。ただ、期待と結果に何らかの執着がある場合、それらが目眩しとなるので、望んだもの以外は見えなくなってしまい、すぐそこにあっても気づくことができなくなってしまいます。だから、執着は手放したほうがいいんです。
望む望まずに関係なく、起こる結果は常に自分にとってベストなこと。例えそれが一見不幸にしか思えないようなことでも、長い目で見れば必要だから起こったのだと思えることができるようになります。
そのことに気づくための、期待や結果への執着の手放し。
腑に落ちなくても、まずは無意識的なものも含めて執着を手放すことで、この仕組みを体感してみてください。きっと人生が変わります。私もこの仕組みに気づいてから様々なことが好転し、生きるのが楽になりました。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
「起こることは常にベストである」ということを体感として知り、自分も宇宙も信頼して未来を紡いでいけますように。