牡牛座新月で本格的に始まった牡牛座月間。
牡牛座といえば、豊かさ、繁栄、安定、自然美、五感など、様々なキーワードを持つサインですが、2021年から本格的に始まる水瓶座のグレートコンジャンクションに向けて牡牛座月間で意識したいのは、「五感の強化」。そして、五感を強化した先にあるであろう第六感…「シックスセンスの開花」です。
五感とは、古代ギリシャの哲学者・アリストテレスが提唱した感覚の分類の仕方で、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚(体感覚)の5つを指します。
そして第六感は、これら五感以外の感覚、感知能力のこと。超感覚とも言われ、直感や霊感、虫の知らせ、セレンディピティ、本能的に危険を回避するための察知能力など、無意識下での潜在的な能力として、うまく説明がつかない、うまく言語化できない感覚…スピリチュアル要素の強い特殊能力、というような認識が一般的でしょうか。
個人的には、2019年に放送されたTBSの人気ドラマ『凪のお暇』の主人公・大島凪の得意技(?)「空気を読む力」も第六感になるのでは、と思います(凪は空気を読みすぎて身体を壊してしまうので、その良し悪しはおいておくとして…)。
五感以外の感覚はすべて第六感に含まれるので、かなりの感覚が第六感にカテゴライズされてしまうのですが…
水瓶座グレートコンジャンクションを皮切りに始まる風の時代や本格化する水瓶座の時代では、この第六感が今まで以上に生きる上で必要な能力になるのではないかと思っています。
第六感は、前述した超感覚(直感、霊感、セレンディピティ)などの他にも、エンハンス代表、シナスタジアラボ主宰、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(Keio Media Design)特任教授の水口哲也氏が雑誌『WIRED』日本版VOL.32で語った、共感覚、共鳴感覚などの特殊な知覚現象や、内臓感覚、バランス感覚、リズム感覚、時間感覚などの内部感覚、そして、スポーツ選手などがよく表現するゾーンの状態なども含まれるのではないかと思います。
『WIRED』日本版VOL.32
共感覚、マルチモーダル、ゾーン:水口哲也が思い描く、これからの「意識のあり方」
https://wired.jp/2019/05/01/understanding-synesthesia/#galleryimage_482161-3397_1
他にも、東大とアメリカのカリフォルニア工科大などの共同研究チームが人間も地球の磁気を感じる「磁覚」を持っていることを発見し、「人間には未知の第六感があることを発見した」と見解を述べるニュースがありました。
地磁気を感じる「磁覚」は渡り鳥をはじめ、サケやミツバチなど多くの動物が持っている感覚で、以前は人間にもあったものの、現在は退化していると見られていましたが、今回の実験により、地磁気を感じとる能力はあることがわかったそうです。
人間の「第六感」 磁気を感じる能力発見 東大など
https://www.sankei.com/smp/life/news/190319/lif1903190018-s1.html
おそらく、実験をしたり言語化すれば、第六感にあたる感覚はもっとたくさん出てくると思いますし、人によっても感覚の言語化には差があると思うので、それがどのくらいの数になるのかはわかりません。
でも、今はまだ無意識に使っている感覚や、逆に備わっているのにうまく使えていない感覚を、まずは五感を研ぎ澄ますことで目覚めさせていく。
それが、水瓶座サインが色濃くなる前の今、そして物質主義の地の時代から知識や情報、体験といったことへとプライオリティが変わるであろう風の時代へのパラダイムシフトが行われている今、感覚に関する向上や進化は牡牛座月間にしておく準備のようなことなのかなと思います。
幸か不幸か、世界的に行われている様々な制限下の中で、今までは気にならなかった感覚や感情に気づかされている方も多いと思います。いつもそこにあったのに目に入っていなかった様々なことに気づかされる機会も多いと思います。
不安や恐怖の前に、いつもよりも感覚が研ぎ澄まされていると思いますし、快や不快の感覚にも敏感になっているでしょう。
そういう意味では牡牛座月間の今、自分の感覚を意識し、強化するにはとても良い機会です。
第六感を目覚めさせたり強化する方法を示す記事がネットでもいくつかありましたが、個人的には第六感はもともと人間に備わっている感覚だと思うので、特別なことをするのではなく、ただ、いつもより自分の感覚(五感)を意識したり、敏感になってみるだけで十分ではないかと思っています。
また、全員が同じ感覚を持っているわけではないと思うので、個々の得意な感覚を目覚めさせ、伸ばしていく。
それが、多様性に価値を置く水瓶座期の感覚の在り方のような気がします。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
眠ったままの人間の様々な感覚が目覚め、より良い生につながることを願って。