ちょっと前に購入した人参から、若い葉が芽吹いてきました。刈り取られ、しかもそれからそれなりの日数が経っているはずなのに…植物の生命力は本当にすごいなと思います。
実はこの人参、大量に安く売られていたので購入したもの。市場にたくさん安く出ている野菜は旬であることが多く、栄養価も高い、と何かで聞いたことがあったので、野菜はそういうものを見て選ぶようにしています。
実際、高くてきれいな野菜は味がしないなど、はずれることも良くあります。昔は「高い野菜・オーガニック野菜=体にいい」と思っていましたが、色々な野菜を試すようになり、実はまったくそんなことはない、ということを知りました。
時期ではない野菜によくあることですが、味がしない、みずみずしさもない…何を食べているのかよくわからない野菜。そういう野菜の栄養価ってどうなっているのだろう、と思います。
昔と比べ、野菜の栄養価はないに等しい、というような声が多くなっている現代。
野菜をバランスよくたくさん食べる、という教えを守る一方、栄養価の低い野菜を食べても意味はない、と指摘する声も増えてきました。
私たち一般人は、野菜の味や食感、みずみずしさなどで「栄養価が高そう」「栄養価が低そう」と想像することはできます。でも、野菜の栄養価を都度測定することはできません。だから、食べる野菜の栄養価が実際はどうなのかなんてわからないのが実情です。
栄養価だけに限りません。
農薬がどのくらい使われているのか、種は安全なのか…私たちは本当のことを知ることができません。調べて答えがわかったとしても、あまりにも厳密で厳格な基準で選別をすれば、そもそも食べられる野菜はなくなってしまいます。
そこで最近、意識しているのが野菜の鮮度です。鮮度は、その野菜の生命力や、野菜が持つエネルギーと言い換えることができると思います。
栄養価や野菜が販売されるまでの農法や工程はわかりませんが、売られている野菜の鮮度なら、繰り返し野菜を見て買うことで少しずつ目利きができるようになってきます。
採れたて野菜など、鮮度の高い生命力にあふれる野菜はやはりおいしい。そして、エネルギー値が高い野菜、というのは確かに存在して、それは食べてみないとわからないのですが、食べると体が喜ぶ気がするし、心も身体も元気になるなと感じます。
野菜選びは鮮度(野菜の生命力やエネルギー)重視で。
スピリチュアルな発想になってしまいますが「野菜から生命エネルギーをもらう」こと。「(命を)いただきます」という日本語にも通じる精神ですが、そうすることで私たち人間は命をつないで行くことができるのだと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
植物の命の恵みに感謝して。