先日、天王洲アイルにあるB&C HALLで開催中の、【シャネルの創造性の原点に迫り、魅惑の世界を巡るエキシビション「マドモアゼル プリヴェ展(Mademoiselle Privé TOKYO)」】へ行ってきました。
開催期間を見ると、木星山羊座入り前までの日程。海外や外国人と縁のある射手座らしく、また、老舗ブランドや第一人者という山羊座的要素も含まれたイベントの案内は、宇宙とのシンクロを感じるとともに、新しい時代の訪れの予感。
入場無料とのことだったので、軽い気持ちで予約したのですが…「無料なのにここまで見れちゃうの!?」という驚きがとにかく大きい展示会でした。
パリのアパルトマンを模した会場に並ぶ、何点ものオートクチュール。それを、手の届きそうな距離でまじまじと見ることができる。さらにそれだけでなく、一部を除き写真撮影もOK!ということで、行く前とは打って変わって、かなりのハイテンションで楽しんできました。
「マドモアゼル プリヴェ展」とは
「マドモアゼル プリヴェ(Mademoiselle Privé)」とは、パリのカンボン通り31番地の4階にある、マドモアゼル シャネルのクリエイション スタジオ入り口に掲げられた言葉。
この言葉を題した今回のエキシビション「マドモアゼル プリヴェ展」では、
・いつの時代もメゾンのエスプリを体現し、コレクションごとに刷新されるオートクチュール
・1921年に誕生した伝説的なフレグランス「CHANEL N°5」
・1932年にマドモアゼル シャネルがデザインした「BIJOUX DE DIAMANTS(ダイヤモンドジュエリー)」の復刻版などのハイジュエリー
この3つが、マドモアゼル シャネルのアパルトマンをイメージした会場に展示されています。
ロンドン、ソウル、香港、上海を経て5度目となる、今回の東京での開催。会期は2019年10月19日(土)から12月1日(日)です。
※上記は会場で配布された冊子などから要約しています。
シャネルが愛した5つのカラーと極上のオートクチュール
「マドモアゼル プリヴェ展」の会場は、マドモアゼル シャネルのアパルトマンの部屋と、その色調をイメージした5つのエリアから構成されています。
スマホの専用アプリ(DLできない人には音声ガイド機器のレンタル)で、それぞれのエリアの解説を聴きながらフロアをまわることができます。
ミラーホワイト/鏡張りの階段
マドモアゼル シャネルが好んだ色のひとつ、ホワイト。
「女性はすべての色については考えるけれど、色を使わないことについては考えない。私は、黒という色にはすべての要素が含まれていると言ったの。白も同じ。この2つの色には絶対的な美しさがある」ガブリエル シャネル
ベージュ/ソファ
マドモアゼル シャネルの生涯を通して、彼女が過ごした空間を満たしたベージュ。
「私はベージュが好き。私の色であり、常に流行している色」ガブリエル シャネル
ブラック/ダイニングルーム
マドモアゼル シャネルの先見性とモダニティを最も体現する色、それはブラック。
「私より前には、誰も黒を纏おうとしなかった」ガブリエル シャネル
レッド/ライティングデスク
ブラック、ホワイト、ベージュ、ゴールドと同様、レッドもマドモアゼル シャネルが愛した色。
「赤、それは命の色」ガブリエル シャネル
バロック ゴールド/暖炉
ゴールドは、ガブリエル シャネルにとって重要なインスピレーション源のひとつ。
「私は8月生まれ。ゴールドがお守り」ガブリエル シャネル
事前予約制で各回人数制限があるとはいえ、さすがはCHANEL。それなりに人がいて、さらには展示点数が多かったので、さすがに1点1点をゆっくりと見ることはできませんでした。
それでも、あの繊細なオートクチュールを間近で見ることができたのは幸運以外のなにものでもありません。
写真ではわかりませんが、そして実際に目の前で見たすごさは写真では表現できませんが…刺繍やビジューなどがとにかくすごかったです。
どれほどの技術が必要で、どのくらいの時間と情熱をかけてできあがったものなのか、ファッション業界とは無縁の私にはまったく想像できません…。
また、来場者の中には、若手もちらほら。
ファッション関係者と思しき若い男の子たちが専門用語で作品について話していたり、ファッション大好き!といった感じの若い女の子が、足元を中心に(おそらくシューズ)グラビアアイドルを撮るカメラマンのような格好で真剣に撮影していたりして。
CHANELのオートクチュールが教材だなんて…贅沢、ですよね。世界は違えど、一流の手仕事という点でディズニーのアート展を思い出しました。
ちなみに、ハイジュエリーも香水と一緒に各カラーのエリアでショーケース越しに見ることができたのですが、展示面積もそこまで広くなかったので、詳細までは見ることが叶わず…。
ただ、ゴールドのエリアにあったライオン(かな?)を象ったネックレスには「おおーっ!」となりました。
帰りにはギフトも!一流ブランドならではのホスピタリティ
5つのカラーのエリアの後には、「ソフィア・コッポラの視点」という映像やデザイン画の展示なども。こちらもおしゃれでした。
また、私は参加しませんでしたが、刺繍、ハイジュエリー(金箔貼り体験)、香水に関する30分程度の参加型ワークショップもやっていたようです。せっかくの機会なので、こちらも予約すれば良かったと、あとになって後悔…。
さらに、行ったあとで知ったのですが、別会場ではカール ラガーフェルドが手がけたフィルム、ガブリエル シャネルに焦点を当てたショート フィルム シリーズ「INSIDE CHANEL」のシネマが上映されていたそうです。コンテンツの多さにびっくり。
そして帰りには「マドモアゼル プリヴェ展」の冊子とポーチをいただきました。ポーチ、かなり厚手の生地で、しっかりしています。CHANELのノベルティは初めてな気が。これは嬉しい…♡
CHANELスピリットが満載の「マドモアゼル プリヴェ展」
帰った後も楽しめた「マドモアゼル プリヴェ展」。一流ブランドは、やはり何もかもがすごいです。
何より、ショップでは知ることのできないCHANELというブランド、そしてシャネルという女性を深く知ることができた、めったにないすごい機会だったと思います。
シャネルの生き様や名言などを知ることはそこまで難しくありませんが、それでも、ここまで深く掘り下げたものにはなかなか出会えないんじゃないかな。
もともとCHANELは好きなブランドですが、色々と触れることができたことで、さらにエンゲージメントが上がった気がします。
オートクチュールはさすがに縁がなさそうですが、いつかあのCHANELのかわいいスーツにチャレンジしたいと思います。(着こなせるかはおいといて)。
CHANELスピリットに触れた、貴重な経験となりました。素敵な時間をありがとうございました。
「マドモアゼル プリヴェ展」公式サイトはこちら
https://mademoiselleprive.chanel.jp